その星屑を撃て

2026.1.1-1.10


1.1(木)〜1.3(土)

元旦から働こうという、稀有な決断をして始まった2026年。

1日から3日まで、いわゆる三ヶ日、無駄を営業。
1日は誰一人歩いていない、ひさしぶりのゴーストタウン宮小路を味わい、2日は駅伝の観覧客が昼からごった返す、かと思ったらみんな素通りで、常連さんや普段(うちの限定的な営業日のせいで)来られないご新規さんが、昼間っから来てくれた。途中休憩をはさみ、夜も開けたが、夜はぜんぜん人通りがなかった。

そして3日目、前日までの疲れが結構出てて、営業しようかどうしようか、ギリギリまで迷っていたが、近くの小料理屋のママが84歳にして、ふつうに出勤してきたのを見て、奮起。

店を開けたらずっと満員御礼状態であった。

やってよかった。

1.4(日)

おつかれダラダラ。なんだかんだで3日間、遊びに来てくれた人たちのおかげで、今週の金曜日は冬休みできそうな無駄ちゃん。実質的に今日から冬休みに入る。初日の今日はダラダラしかできなかった。疲れているからね、やはり。一方で、去年の1月から少しずつ描き始めていた絵を。ひとつのアカウントに集約させましょうと思い、無駄絵のインスタグラムアカウントを開設。旧作から新作まで織り交ぜて、初回投稿などをした。 

永遠にひとりでだらけていたかったが、今日は妻が新年一発目のバンギャ活動に行ってしまわれたので、娘と遊んだりして過ごす。前日、彼女らは妻方の実家に帰省しており、無駄出勤前までわたしがパジャマで過ごしていることを知ると、

「パパってうちらがいないとダメダメじゃない?」とか言っていた人を寝かしつけ、アチキも速攻就寝。

1.5(月)

ダラダラ2Days目。

昨年から追っていた朝ドラが正月休みから明けたので、見る。

夜は家族でU亭にてご飯。美味美味。

かなりいい歳したおっさん達が、つまらないかつ下品な話題を酒に酔って大声で喋っていて、まあ正月っぽくはあるが、「公」と「私」の境目とか気にできない残念なタイプの人間は、どこでもいるなあと思った。妻が割とマジで、「無理なんだけど」とキレていた。

なんだかんだで遅くまで町でダラダラしてしまい、帰宅。わたしの冬休みは始まったばかりだが、娘の冬休みはもうそろそろ終わるので、すぐに寝ていただく。

1.6(火)

冬休みだったが、ラジオの収録はあった。

年末年始の様子などを楽しくおしゃべり。「愛の水中花」をかける。そのままTにて一人新年会。カウンターで居合わせたレディと店主に新年っぽく、わたしの隠し玉である数秘術で占いをしたら、盛り上がった。

帰り道、今日もH女史が働いているということで、U亭を覗いてみると、すでに客がはけ、のれんを仕舞い、店主と日本酒をあおって良い感じにノッていた。流れで同じく営業を終えていた近隣店舗の夫婦などを誘い、みんなでJへ。わたしは偶然、年に数回ある「バンドではなく、カラオケを歌いたいDay」だったので、みんなでカラオケができて楽しかった。

1.7(水)

娘の冬休み最終日。かつ、妻が仕事でALLDAY外出ということで、パパとデートの日にする。娘もファンである知り合いの画家・作家が、西荻窪で個展初日ということで、西荻窪までビュンビュン飛んでいく。久しぶりの再会。娘は気にいた絵があったらしく、部屋に飾りたいから買ってくれとのことで買ってやる。玩具などをねだることが、小さい頃からまったくなかったので、こういう場面で「ほしい」と言うものに関しては、買ってあげることにしている。自分の気に入った絵を買って満悦そうな顔して歩いている7歳女。その後、ドラえもん博士でもある彼女が喜びそうな、ドラえもん未来デパートがお台場にあるということで、西荻からお台場までビュンビュン飛んでいく。デパートでいくつかドラえもんグッズを買い、1年後の未来に向けて手紙を書ける、いかにもドラえもん的なサービスを利用し、手紙を書いて未来ポストに投函。真剣に内容を考えて書いていた様が、グッと来た。

夕焼けが綺麗だったのでタクシーでレインボーブリッジを渡り、東京駅までビュン。トレンディドラマ時代の女を口説く、デートコースのような一日を終えて、オダワラへ帰還。ケンタッキーを買って帰る。

夜、ジェイソンステイサム無双の映画を見て、スッキリとする。

1.8(木)

ご招待をもらって、真っ昼間、箱根湯本芸者組合の新年会にお呼ばれ。Fホテルの広間で盛大に行われていることを、朝方に知り、「いつもの格好じゃなく、どちらかというとパーティー的な、ジャケット的なので来てほしい」と、朝方に言われて、コーディネートして向かった。令和とは思えない感じのパーティー。町の権力者・有力者たちがゴロゴロといた。「なぜここに場末のスナック経営者が?」と終始思っていたが、ありがたいことに去年一年間で顔なじみの芸者さんたちも何名か出来ていて、令和とは思えない感じの非日常空間、楽しかった。

娘は今日から学校へ。席替えをしたらしく、入学式の頃から何回席替えしても近くの席になる男子と、今回もまた前後の席だった、との愚痴。

1.9(金)

金曜日は無駄の日なのだが、冬休み。体調不良を除いては数回目の金曜日休み。このあたりをウロウロしていたら、それはそれでわたしとしても気持ちソワソワしてしまうから、どこかへ出かけようと思っていたのだが、昼飯をシセロシスコと食べたり、急激に眠たくなって一旦帰宅して昼寝したりしていたら、あっという間に外は暗くなっていた。さすがに営業時間中に町の近くにいると、気持ちソワソワしてしまうから、なんとなく直感で沼津まで遊びに行く。

沼津北口のディープタウンに遭遇し、3軒ハシゴ。まだまだ開拓のしがいのある町で、再訪を決意。

上りの最終電車が22時台と早く、もう少しいたかったが、後ろ髪ひかれてオダワラへバック。宮小路もひっそりとしていて、閉店後のRにて店主夫婦と少し談笑して、帰宅。冬休みも、もうすぐ終わる。

1.10(土)

ダラダラしていたい日だったが、妻が新年2日目のバンギャ活動に向かったので、娘と近所を散歩。風が強く、空に異常に大きな鯨雲が出ていて、我々は大興奮。彼女は手持ちのiPadを使って、バシャバシャと写真を撮っていた。鯨雲は風が強いせいで、刻一刻とその姿形を変化させており、「龍になった!」「象っぽくなった!」とふたりで嬌声をあげて、撮影を行った。

その後、近くのギターリペアショップが10周年ということで宴を催しており、娘を連れて少し顔を出すなど、終始近所で過ごす。

今年も戯言、垂れ流していきますので、よろしくお願いします。

BRAKE ON THROUGH TO THE OTHERSIDE.

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純喫茶ゴーゴー

2026.1.11-1.17 1.11(日) 東京へ。 大正レトロ愛好家の友人I嬢が、行きつけである浅草のH堂という店を案内してくれるということで、前泊しに五反田へ。およそ12年間くらいの東京時代、いろんなところに住み、遊んだが、縁が重なり家族を持った後、最後の居は五反田であった。その前は中野。そして中野から毎週末、いまの妻である彼女の家(入谷・浅草付近)に通っていた。そしてこの夜、偶然、中野でDJイベントのJOJOJOがあり、買い物などいろいろな用事を済ませたあと、時間が間に合いそうだったので顔を出すことが出来た。 中野、五反田、(翌日は)浅草、入谷と、なぜか東京時代の思い出の地を巡るツアーみたいになっていて、ノスタルジア。小田原の温暖な冬に慣れてしまうと、この町は、相変わらず、消えてしまいたくなる、寒さ。 1.12(月) 午前中から浅草へ。 成人の日ということもあり、さすが浅草。晴れ着姿の若人がたくさんいた。若人だけじゃなくて、和装が多い。さすが浅草。外国人観光客も、

わたしの愛はモノラルで。

1月 アナログレコードを作ると息巻いて。10年ぶりに書いた新曲と昔のバンドのセルフカバーを、こちらのメンバーで録音。ちゃんとしたレコーディングは、なんだかんだ逃げてきた人生で、初めてだった。絵かきの友人の影響で、絵を描き始める。クレヨンからのスタート。娘も同時に絵を習い始める。 宮小路の廃ビルが売りに出て、内見。正月のテンションを引きづっていて、勢いでビルを購入しかけるが、あまりの老朽化・補修の多さに断念。いまこうして年の終わりに振り返ってみると、ちょっと狂っていたのかもしれん。ナイス撤退判断であった。 2月 「スナック無駄」名義で、製作した曲が配信リリース。DIYで作品を世界中に届けることができるというのは、テクノロジーというか、もはや8割近くダークサイドに堕ちてしまったインターネットの、数少なく残されている明るい面だと思う。俺たちが思い描いていたインターネットの恩恵に近い。 せっかく曲を作ったので、MV(PV)も自分で作ってみようと、AIに質問しながら、宮小路の民、オールロケ宮小路という、偏愛キャスティングで簡単な脚本を作り、撮影・編集を行う。初めての経験だったけど、と

常夜の常識

2025.12.14-12.20 12.14(日) ここ数週間、娘が友達と寄り道したり、下校後に待ち合わせをして遊んでいる理由は、自宅裏の野良猫なのだが、先週の木曜日を最後に、いつもブラブラしている空き地からいなくなってしまった。わたしとしても(娘が可愛がる前から)、常にそこにいた猫だったので、どうしたものかと心配。ところが、当の娘は 「おばあちゃんだったからね、死んじゃったんじゃないかな」 と、真顔でドライに言い放つものだから、いや待って、まだいなくなって3日くらいだし、そのうち、ひょっと現れるはずだよ、なんて、口ごもってしまう。 「生き物は死ぬでしょ、いつかは」 との由、述べられる娘。 メメント・モリを理解しているのか。この歳で。 12.15(月) 猫は今朝もいない。 午前中に詩集の打ち合わせを行い、時間が一瞬で溶ける。夕方からラジオの収録、年内ラスト。そして夜は月曜日営業の無駄であった。 無駄のようなコンセプト飲み屋は、忘年会や繁忙期が重なる十二月、全然人が飲みに来ないので、なかば「

眠らない教皇

2025.12.7-12.13 12.7(日) 宮小路バル、無駄歌謡祭、と大きめのイベントをすべて終えて、さぞや疲労コンバインだと思っていたのに、わりと心身が元気。家族でA珈琲店にてブランチをとり、さあ、今日はどうしましょうね。ということに。 このHP/MPならいけるのでは?ということで、シセロシスコの個展最終日に赴くため、東京、小伝馬町へ。 途中、1年分の生活費によって溜まったクレジットカードポイントを消費するため、日本橋の三越という、百貨店中の百貨店。もはや絶滅危惧種と言っても過言ではない、百貨店という建物で、娘と迷子ごっこを楽しみながら、食品売り場がある地下で、高い肉などを郵送してもらう段取り。肉屋では明らかな東京の中央区のマダムが「ぁたくし」という一人称を使って、わたしたちよりも高価な、はるかに高価な、サシの入った肉を注文している。すげえ量。 個展に手土産でも、ということで、お菓子売り場をウロウロしていると、かわいいマカロンが売られていて、色とりどり。娘とこれはいいね、なんて言って、手土産用に買おうと思ったら、14個入り7000円。嘘だろ。向かいには十勝おはぎのサザ